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キジカケル突撃レポート! 2026年04月05日更新
キジカケル突撃レポート!

第74回 キジカケル 突撃レポート!~島立ち編~

# 春 # 島立ち
第74回 キジカケル 突撃レポート!~島立ち編~

甑島では、春になると多くの中学3年生が進学などのため、「島立ち」の節目を迎えます。家族や地域に見守られながら育った子どもたちが、新しい世界へと一歩踏み出す瞬間。

今回は、島立ちの日の様子や今年の3月に卒業を迎えた里中学校と海星中学校の3年生へのインタビューなどを紹介します。

甑島には高校がなく、多くの中学3年生が進学のため親元を離れる「島立ち」をします。

今年も上甑島の里中学校と下甑島の海星中学校合わせて24人が高校進学に向けて新たな門出の準備を進めていました。

春からの新生活にドキドキだね!

島立ちの日の様子

里港

里港では、お見送りの際に島の有志による、東京農業大学由来の「大根踊り」や地元住民が太鼓をたたくなどして、子どもたちにエールが送られます。家族や先生、地域の皆さんに見守られ、地元漁船が途中まで見送りするなどして、盛大に送り出します。

子どもたちは進学する高校の制服に身を包み島を旅立つんだって!

島立ちの日に太鼓とともにエールを送られている方に話を伺うと、「練習はすることなく、ぶっつけ本番で後輩に協力をもらいながら、エールを送っています。地域の皆さんから今年もお願いしたいとの声をいただき、新しい出発を迎える子どもたちへ太鼓を叩いています」と話してくれました。10年以上続けられているそうです。

島立ちの日の様子は、こしきしま観光案内所のFacebookで紹介されていますので、合わせてご覧ください。

長浜港

当日は里港と同じく、これまでお世話になった家族や先生、地域住民の方に見守られながらお別れします。

今回はそんな門出を迎えた中学3年生に、不安や楽しみに感じることや新しく挑戦したいことなどを聞いたよ!

里中学校 石原航介(いしはらこうすけ)さん

今は、両親と甑島から離れたくないと感じています。高校は工業系に進み、春からの新しい学校生活や寮生活に慣れることができるか心配ですが、小学生から続けている柔道ができることを楽しみにしています。中学生最後の大会で準優勝したことが思い出です。将来の夢はまだ決まっていませんが、たくさん学んで、また甑島に戻ってきたいと思います。

里中学校 西川妃華(にしかわひめか)さん

学年の人数が多くなり馴染めるか不安ですが、いろんな人との出会いが楽しみです。親元を離れる不安もありますが、小さい頃からの「看護師」という夢を追いかけて頑張りたいです。母のような責任感のある看護師になれるよう勉学に励み、これまでたくさん関わってきた地域のおじいちゃんおばあちゃんの支えになるため、また島に戻ってきたいと思っています。

里中学校では、「『島立ち』学」として、金融や福祉教育、キャリア教育、郷土教育などを学んでいたよ。その中のキャリア教育では、職業講話として働くことを知り、職業観を広げる学習もしていたよ!

里中学校3年生の皆さん

海星中学校 山口柊斗(やまぐちしゅうと)さん

島立ちに関して今は不安に感じる部分はなく、楽しみの方が強いです。将来の夢はまだ決まっていませんが、今の目標は大学進学で、高校では夢を叶えられるように勉強を頑張りたいと思います。また新しい生活では、甑島ではできなかったことをして楽しみたいです。

海星中学校 山下優姫(やましたゆうき)さん

島立ちを前にとても緊張しています。新しい環境に慣れるか不安ですが、買い物が便利になったり、新しい友達を作ったりすることが楽しみです。将来は人の支えとなれるような看護師になりたいと思っています。家族は島に残るので、甑島に戻ってきたいと思っています。

自分で作るお弁当の日の様子

海星中学校では年に1回、生徒が弁当を手作りして持参する「弁当の日」を設定しているんだって。卒業後を見据えた取り組みで、家族に協力をもらいながら栄養や彩りを考えて作っているそうだよ!

海星中学校3年生の皆さん

保護者の方々にも話を伺ったよ

保護者の方々から

寂しさはあるものの、今は新しい学校や寮で安心して過ごせるよう準備を整えたい気持ちが大きいです。新しい環境やたくさんの人の中での学校生活、洗濯や掃除など身の回りの事なども1人でできるのか心配です。

私自身も島立ちを経験し、支え合いながら乗り越えてきました。多くの方への感謝を胸に、夢に向かって挑戦し続けて、頑張ってほしいと思います。

末っ子なのですごく寂しいです。早起きできるかとても心配ですが、自分で決めた進路なので目標に向かって努力を続けてほしいです。

祖父母や親戚、近所の方々に育てていただいたと思っています。目標を持って決めた高校で皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、気負わず努力を続けて頑張ってほしいです。

一緒に過ごした15年があっという間で、これから離れて暮らすので、正直寂しいし、心配です。甑島で育ったこと、周りの方への感謝の気持ちを忘れず、夢に向かって頑張ってほしいです。また、自立心を持ち、人間性豊かな人に成長できるよう期待しています。

各種補助制度の紹介

本市では、進学やUIJターン就職を支える各種補助制度を用意しています。その中でも甑島において活用できる制度を紹介します。

離島高校生の就学支援

自宅以外に居住している生徒の居住費や帰省費を負担している保護者の経済的負担を軽減するため、甑島圏域の小学校または中学校を卒業した生徒が高等学校などへ通学するために必要な居住費や帰省費を支援をします。(支援上限額は月額2万円)

【募集中】離島高校生の就学を支援します

UIJターン者の家賃支援

市内中小企業などの人材確保と地元就労などの促進を図るため、本市の中小企業などに就職したUIJターン者に対して、家賃の一部を支援します。

(注意)就職先が本土圏域と甑島圏域で支援内容が異なります。

【募集中】UIJターン者の家賃を支援します

医療従事者等確保対策事業給付金

甑島圏域にある市の診療所および民間の医療福祉施設などに新たに就職した方に対して給付金を支給します。対象の職種は次の通りです。

医師、歯科医師、薬剤師、看護師または准看護師、理学療法士、作業療法士、保健師、助産師、臨床検査技師、診療放射線技師、歯科衛生士、管理栄養士、社会福祉士、介護福祉士

市医療従事者等確保対策事業給付金のご案内

漁業就業者支援

本市に住所を有する60歳以下の新規および後継者漁業就業者を目指す方に対して、「かごしま漁業学校」の漁業研修期間中を含めた就業初期の自己負担(光熱水費など)を支援します。

【募集中】新規及び後継者漁業就業者支援事業補助金のご案内

他にも甑島地域創業支援補助金など、さまざまな補助制度などがありますので、市ホームページなどで確認してみてください。

キジカケルからのメッセージ

今回は「島立ち」を取材してきたよ。家族や地域の皆さん、そして先生たちに見守られて新しい一歩を踏み出した生徒のみんな。里中学校と海星中学校のみんなは、これからの夢や新しい生活へのワクワクした気持ちを話してくれたよ。

この春に旅立つのは中学生だけでなく、進学や就職など「新しいスタート」に向かう人が市内にたくさん。これからの日々にはうまくいくこともあれば、ちょっと立ち止まりたくなる時もあるかもしれない。そんな時は、あなたの歩みを見守り、応援している人たちがいることを思い出してみてね。

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