自分の血糖値を知っていますか?
糖尿病を予防し、早期に発見するためには自分の血糖の状態を知ることが大切です。健診などの血液検査では「空腹時血糖」や「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」によって血糖の状態を確認することができます。
私たちの体には、血糖値を一定に保つためのさまざまな仕組みがあり、その中で重要な役割を担うのが「インスリン」というホルモンです。血糖値を適切に保つことは、健康な体を維持するために大切です。
今回は、血糖値と深い関わりを持つ「インスリン」について紹介します。
インスリンの働き
細胞に糖を取り込む「鍵」の役割
血液中の糖を細胞の中に取り込むための「鍵」の役割をします。細胞に取り込まれた糖は、エネルギーとして利用されます。
糖を肝臓や筋肉に蓄える
肝臓や筋肉に糖を取り込ませ、蓄える働きがあります。筋肉に蓄えられた糖は運動時のエネルギーとして、肝臓に蓄えられた糖は、食事と食事の間など血糖値が下がったときに利用されます。
余った糖を脂肪として蓄える
使い切れずに余った糖は、中性脂肪に変えられ、脂肪細胞に蓄えられます。

インスリンの作用不足だと…
インスリンが十分に働かないと、細胞に糖が取り込まれず、エネルギー不足の状態になります。
一方で、細胞に取り込まれなかった糖が血液中に増え、高血糖の状態が続きます。高血糖は血管を傷つけ、さまざまな合併症を引き起こします。
主な合併症
- 細小血管症=腎症、網膜症、神経障害
- 大血管症=心筋梗塞、脳梗塞など
(注意)腎症は透析、網膜症は失明、脳梗塞は認知症につながる場合もあります。
元来、体質的にインスリンを分泌する量が少ない方もいます。また、60歳以上になると、インスリンの分泌量が若い頃の3分の2程度に減るといわれています。
さらに、脂肪細胞が大きくなるとインスリンが効きにくくなることがあります。
インスリンの作用不足に加え、食べすぎや運動不足、肥満、ストレス、加齢などさまざまな要因が重なると糖尿病の発症に繋がります。
健康な毎日を送るためにも、インスリンを大切に使い、糖尿病を予防しましょう。
糖尿病を予防する3つのポイント
①運動習慣をつける
- 週150分以上の有酸素運動を心掛けましょう。ウォーキングがおすすめです。
②生活習慣を見直す
- 喫煙は血糖を上昇させるだけでなく、脳梗塞などの合併症も引き起こしやすくなります。
- お酒は飲み過ぎず、適切な量を摂取するようにしましょう。目安:ビール(5%)1本程度(500ml)/日
③食生活を見直す
- お菓子や甘い飲み物などの間食を控えましょう。
- 4つの食品群をバランスよく取ることを心掛け、1日3食を規則正しく、よく噛んで食べましょう。

- 傷んだ血管を修復する働きがあるビタミン、食物繊維、ミネラルを含む野菜を1日350g以上摂取しましょう。
本市では、保健師・栄養士による健康相談を実施しています(要予約)。
健康づくりのために、ぜひご活用ください。
問合先
市民健康課健康増進第1グループ(すこやかふれあいプラザ内)(22)8811