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こしきのひととき 2026年02月10日更新
こしきのひととき

甑島国定公園10周年 こしきのひととき vol.6(最終回)

# 甑島 # 博物館
甑島国定公園10周年 こしきのひととき vol.6(最終回)

今回は、甑島の地質や化石について調査・研究などを行う甑ミュージアムと国の天然記念物に答申されたカノコユリ群落について紹介します。

全国から研究者が集結

令和7年12月5日から7日まで、SSプラザせんだいで日本古生物学会の例会が開催されました。

古生物学とは、恐竜などの化石を対象に過去の生物を調査する学問です。期間中、全国から約200人の研究者が集まり、最新の研究内容の発表やシンポジウム、講演会などが行われました。

甑ミュージアムの職員も、甑島の地層や発見されている恐竜化石に関する新たな所見などについて発表しました。

学会終了後は研究者など約50人が甑島を訪れ、甑ミュージアムや現地の地層などを見学、視察しました。

地層を見学する参加者

名誉館長の就任

令和7年12月7日、国立科学博物館名誉研究員の真鍋 真(まなべ まこと)氏が甑ミュージアムの名誉館長に就任しました。

真鍋氏は日本の恐竜研究の第一人者であり、甑島で県内初の恐竜化石が発見されて以来、17年間にわたり調査・研究などに携わっています。

今後は、主に甑ミュージアムに関するPR活動を行います。

講演を行う真鍋氏

カノコユリ群落、国の天然記念物へ

市の花・カノコユリの代表的な生育地である甑島。その中の一つである「甑島片野浦(子岳地区)のカノコユリ群落」(通称「みっちり草原」)が、令和7年12月19日に開催された国の文化審議会で国の天然記念物に指定するよう答申されました。

カノコユリは、東アジアに分布するユリ科ユリ属の自生種で、日本では福岡、長崎、 徳島、高知、鹿児島の山地の崖など限定された地域に生育しており、中でも甑島列島は国内最大規模かつ高密度の生育地です。

下甑南西部の片野浦に所在するみっちり草原は面積が広く、 カノコユリの分布密度が高い自然草原で、コシキギクなどの甑島固有種も生育するなど、植物生態学的、植物地理学的に高い価値を有することから、今回の指定答申となりました。

みっちり草原に咲くカノコユリ

みっちり草原は、長浜港ターミナルから車で20分程度の片野浦漁港から、登山道をゆっくり30分程度歩いたところにあります。松林を抜けた先に広がる光景は感動的です。

夏にニシノハマカンゾウの黄色い花が咲き始め、あとを追うようにカノコユリのピンクの花が咲き誇ります。見頃は、例年8月中旬から9月上旬です。

是非、夏にカノコユリが咲き誇る甑島にお越しください。

ニシノハマカンゾウ

これからのひととき

甑島国定公園指定10周年を記念して、甑島の自然やツーリズム協会の取り組み、伝統行事などを紹介してきました。この他にも、コバルトブルーの澄んだ海、「キビナゴ」「タカエビ」などの新鮮な魚介類、波音を聞きながら眺める星空、そしてなんといっても住む人の温かさが訪れる人を惹き付けます。

甑島で、島の「宝」を感じながら、時間の経過を感じさせない「こしきのひととき」を作ってみてはいかがでしょうか。

問合先

甑ミュージアムに関すること

甑ミュージアム 09969(4)2212

カノコユリに関すること

社会教育課文化財グループ(中央公民館内)(22)7251

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