皆さんは「女性活躍推進」と聞いて、どんなイメージを持ちますか。
これは、性別に関係なく、誰もが自分らしく力を発揮できる環境づくりにつなげる取り組みです。職場、家庭、地域など、さまざまな場面で、「みんなで考え」、「気付き」、「行動」することで、みんなが安心して暮らせる社会を目指しています。
今回は、そんな社会づくりのために私たち一人一人ができることを紹介します。
①「共育て」
共育てとは、子育てを家庭だけではなく地域、学校、行政、企業など、さまざまな立場の人が一緒に関わり支えていこうという考え方です。
共育てが浸透すると、例えば男性も育児休業(育休)が取りやすくなったり、家事や育児をパートナーと一緒にできるようになります。また、地域や職場で温かく見守る仕組みが広がり、家族の絆が深まったり、子育て世代の負担が軽くなったり、孤立を防ぐことにもつながります。
これは子どもたちが安心して育つ環境が整うだけではなく、地域全体でつながりも深まっていきます。
②「イクボス推進」
イクボスとは、職場で働く部下や同僚のライフスタイルを理解し、応援できる上司やリーダーのことです。自分自身も家庭と仕事を両立しながら、組織の成果も出せる頼もしい存在です。
イクボスの取り組みが広がると、育児や介護をしている人だけでなく、職場全体の休みやすさにもつながります。みんなが安心して働ける環境が整うことで、働く意欲が高まり、職場の雰囲気も良くなるなど、組織力向上が期待できます。
イクボス宣言事業所の声
・連帯感や雰囲気も良くなり、誰かが休暇を取った時には他の社員でカバーし合うことで、仕事の生産性も下がらなくなり、良い環境となった。
・育休についての相談がしやすくなった。
・イクボス宣言にのっとり、年1回の面談を実施することで、社員一人一人の気持ちを聞くことができ、より一層働きやすい環境づくりや家庭と仕事の両立につながっていっている。
本市の取り組みを紹介①
令和6年に、「良い親ではなく、笑っている親になろう」と題した共育て応援セミナーを開催しました。
参加者の声
・育児の大変さを夫にちゃんと伝えていなかったので、これからは話したい。
・仕事ばかりで妻に任せきりだったので、これからは両立したい。
・お互い楽しんで子育てしたい。
本市の取り組みを紹介②
育休取得時の勤務先との調整のコツなどが分かるガイドブックを作成!
薩摩川内市 育休応援BOOK
子育てをみんなで!私にできること
地域のイベントや活動への参加、登下校の見守り活動など、小さな「助け合い」、「共感」、「見守り」が第一歩となり、子どもたちと私たちの未来につながります。
相手の気持ちに寄り添いながら、みんなで互いに見守り、子どもも大人も笑顔になれる地域となることが大切です。
問合先
本庁コミュニティ課生涯学習・ひとみらい政策グループ(内線4741、4742)