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本市のふるさと納税事業で寄附された寄附金は何に使われているんだろう。本市ならではの寄附金の使い道って。返礼品としての人気の商品は何だろう。
そんな疑問を解決するため、今回は、本市のふるさと納税の現状について紹介します。
ふるさと納税って?
自分のふるさとや応援したい自治体など、好きな自治体を選んで寄附ができる制度です。寄附する際は、自治体が取り組むまちづくりや災害支援などの課題に対して、使い道を指定できます。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税や住民税から控除されますが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2000円を除いた全額が控除の対象となります。
(注意)確定申告は、ワンストップ特例制度が適用される場合は不要です。
ふるさと納税の仕組み
- あなたから寄附する自治体へ:ふるさと納税で50,000円寄附
- 寄附する自治体からあなたへ:返礼品が届く
- 住んでいる地域・自治体からあなたへ:税金の控除・還付(翌年の住民税や所得税から 48,000円減額)
令和6年度寄附金額

ちんこだんごや豚味噌などの本市の特産品を3品以上詰め合わせた福袋が一番多く選ばれた返礼品だったんだって!
ふるさと納税は使い道を指定できるんです!
ふるさと納税では「子育て支援事業に使ってほしい」 「観光客を呼び込んで、まちを賑やかにしてほしい」など使い道を決めて寄附をいただいています。本市では、その一つ一つの思いを大切に受け取り、それぞれの事業に生かしています。
寄附金の使い道(令和6年度)

令和6年度のふるさと納税寄附金の使い道を一部紹介するよ。本市では、子ども医療費の窓口負担をゼロにするなど、多くは子どもたちのために活用しているんだ!
横にスライドしてご覧いただけます
順位 | 政策名 | 金額 |
---|---|---|
1 | 自治体におまかせする | 1億7350万3500円 |
2 | 子育て支援 | 1億4653万7100円 |
3 | 観光交流 | 8080万3500円 |
4 | 地域づくり政策 | 3546万3500円 |
5 | 甑島医療 | 2097万8000円 |
6 | 感染症対策 | 2066万9000円 |
7 | 雇用政策 | 1281万1000円 |
8 | 学校進路応援事業 | 1154万3000円 |
9 | スポーツ振興 | 804万7000円 |
10 | 移定住政策 | 668万2000円 |
11 | 地区コミュニティ協議会活動事業 | 564万7000円 |
12 | 川内駅コンベンションセンター | 209万6000円 |
13 | 令和6年度能登半島地震 | 71万9000円 |
14 | 指定なし | 37万5000円 |
子育て支援 1億4653万7100円
主な活用事業
子ども医療費助成事業 1億6028万1870円
(注意)「自治体におまかせする」を指定した寄附金からも充当しています。
子どもの健康を保持し、健やかな成長に寄与するため、18歳までの子どもの医療費を全額助成しました。
感染症対策 2066万9000円
主な活用事業
感染症等予防事業 1035万8906円
感染症予防のため、定期予防接種や任意予防の事業を行いました。
地域づくり政策 3546万3500円
主な活用事業
自治会育成事業 1777万3625円
市内自治会に運営を支援するための交付金を交付しました。
スポーツ振興 804万7000円
主な活用事業
競技スポーツ推進事業 403万3002円
市民の皆さんが九州、全国大会に出場する際に、交通費や宿泊費を補助し、スポーツ合宿の誘致・受け入れを行いました。
移定住政策 668万2000円
主な活用事業
移住促進支援事業 57万105円
地域の空き家を利活用し、賃貸住宅として、回収・家財道具処分をしたものに対し、補助を行いました。
横にスライドしてご覧いただけます。
旅行誘客事業 | 4049万7161円 |
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甑島地域診療所医療従事者等確保事業 | 943万6000円 |
雇用対策事業費 | 915万2652円 |
定住支援センター運営事業 | 225万890円 |
定住促進補助事業 | 194万8000円 |
市民活動支援事業 | 185万8000円 |
国保直営診療所特別会計繰出金事業 | 107万7770円 |
商工観光施設管理事業 | 105万475円 |
コミュニティ推進事業 | 97万2168円 |
奨学金返還支援事業 | 48万3000円 |
本市の特色あるふるさと納税の取り組みを紹介!
市の担当者に聞きました!
「本市ならではのふるさと納税」の魅力はありますか?
本市では、寄附金の使い道として、市内48の地区コミュニティ協議会が選択できます。出身の地区や応援している地区などを直接指定できるので、各地区の活動に直接活用することができます。実際に、寄附金を活用した地区コミュニティ協議会もあり、感謝の声を頂いています。
①地区コミュニティ協議会への支援
地区コミュニティ協議会を指定された寄附金は、地区の特性や資源を生かした地区の活性化のための事業に活用しています。
地区コミュニティ協議会会長の声
藤本地区コミュニティ協議会では、いただいた寄附金を藤本滝公園の整備をするために大切に使わせていただいています。本当にありがとうございます。
②生徒・学生を応援できます!
市内にある7つの学校で次世代の人材を輩出する学校の教育環境の充実を図るために使用します。
- 鹿児島純心大学
- ポリテクカレッジ川内
- 川内看護専門学校
- 川内高等学校
- 川内商工高等学校
- 川薩清修館高等学校
- れいめい高等学校
川内看護専門学校の活用
看護師の役割や在宅看護を学ぶとともに、離島の医療体制や生活環境、地域との関係づくりを行っています。それらを通じて、甑島での勤務を具体的にイメージし、看護師不足の解消につなげることを目的として、甑島で地域看護を体験する実習を実施しました。
支援をいただいた学校からの声
地域の皆さんの温かいご協力により、人とのつながりや優しさを実感する、深い学びの機会となりました。
③市民の皆さんもできる! 災害支援寄附金受付中!
令和7年の大雨災害により、大きな被害が発生し、その復旧のための寄附を受け付けています。返礼品はありませんが、市民の方も対象となります。1日も早い復旧・復興のため、温かいご支援をお願いします。
6月大雨被害: 85万2000円
(注意) 8月31日をもって受付終了
8月大雨被害: 36万円
(寄附額は8月31日現在)
本市の約1500種類の返礼品から納税額上位ジャンルを紹介!
1位 うなぎ
2位 黒豚
3位 飲料水
4位 焼酎
4位 甲冑
市公式YouTubeチャンネル【コネクトさつませんだい】では、市長が返礼品や寄附金の使い道について紹介しています。ぜひご覧ください。
ふるさと納税返礼品アワード
本市では、市内の経済団体と協力し、返礼品の開発に対する意欲の高揚やより良い返礼品の創出などを目的に、ふるさと納税返礼品アワードを行っています。令和6年度の返礼品アワードを受賞した返礼品を紹介します。








ふるさと納税納税額拡大のための本市の取り組み
1 イベントでのPR
イベントなどで本市のことをもっと多くの人に知ってもらうために、歴史や文化、自然の豊かさ、地域の背景にあるストーリーなどを紹介するとともに、SNSを利用した人気返礼品や新規返礼品のPR、市内外で試食や体験会など、魅力発信を行っています。
2 勉強会
ふるさと納税サイトを運営する大手企業から講師を招き、人気の返礼品の傾向や返礼品開発の手法、PR方法を学んでいます。
本市の魅力を広めるご協力を!
ふるさと納税をしていただいた方により良い返礼品を届けられるよう、地域の事業者などと研さんしながら、商品開発などの意見交換を行っています。また、ふるさと納税が増えることで、市のさまざまな事業に活用できるほか、地域経済の活性化につながります。市外の知り合いに、ふるさと納税のPRをしていただけるとありがたいです。