適塩とは?
適塩とは、年齢や性別などに応じて、自分に適切な量の塩分を取ることです。塩分は、細胞を正常に保つ、神経や筋肉の働きを調整するなどの大切な役割がありますが、取り過ぎには注意が必要です。
1日の塩分摂取量(目標量)
- 大人男性:7.5g未満
- 大人女性:6.5g未満
- 1歳から2歳:男児3g未満、女児2.5g未満
- 3歳から5歳:3.5g未満
乳幼児期に塩分を取り過ぎると…
①腎臓の機能が未熟であるため、塩分の調整に大きな負担が掛かります。
②濃い味に慣れると、味覚の発達を妨げ濃い味を好むようになり、将来的に生活習慣病になる恐れがあります。
尿中塩分濃度測定を開始!
本市では、乳幼児期から食習慣を考えてもらうために、昨年度から3歳児健康診査での尿中塩分濃度測定を始めました。1日当たりのおおよその食塩摂取量を推定することで、食生活の改善が期待できます。

令和6年度 本市の尿中塩分濃度結果(人数)
保護者の声
- 忙しい日が続き、ラーメンなどのインスタント食品で済ませることが多かった。
- 子どもの食事量に合わせて、塩分量に気を付けながら料理したい。
適塩のために気を付けること
①バランスを大切に
4つの食品群をバランスよく取りましょう。特に野菜に多く含まれるカリウムは、体内に余分にある塩分を排出(排塩)する働きがあります。

②だしのうまみを利用
昆布やかつおぶしなどでだしを取り、だしの「うまみ」を利用することで、調味料を使う量を減らすことができます。

③味付けにメリハリをつける
一品はしっかり味付けし、ほかは薄味にすることで食事の満足度も高まります。

④調味料の使いすぎに注意
塩は小さじ1杯で6gです。しょうゆなどにも含まれていることに気を付けて調理しましょう。
⑤加工食品の取りすぎに注意
ハムやウインナーなど加工品には塩分が多く使われています。食べる回数を調整したり、野菜と一緒に食べることを意識しましょう。
子どもの未来の健康のために
乳幼児期に身に付いた生活習慣は、変えることが難しく、大人になっても続くこともあります。周りの大人が、子どもの食習慣や味覚、健康を作っていきます。家庭での食事を家族で振り返り、子どもも大人も適塩に取り組みましょう。
問合先
市民健康課健康増進第2グループ(すこやかふれあいプラザ) (22)8811